アルパインクライミング・沢登り・フリークライミング・地域研究などジャンルを問わず活動する山岳会

カテゴリー: 山行報告 Page 6 of 9

西丹沢・玄倉川小川谷廊下

2017年7月29日 (赤沼、石鍋、星)

ほぼ毎週末を過ごしている北杜市から甲斐駒を見た際の、左側に切れ落ちたスカイライン。
毎度毎度見ているうちに無性に登りたくなっていたのだ。

調べてみるとどうも摩利支天峰の南稜あたりになるらしい。

パートナーを探していると礼くんが食いついてきてくれた。
こちらの記憶は曖昧なんだけど、彼が岩登りを始めたころにずいぶんとあちらこちら連れ歩いていたらしい。
そして礼くんが世界を股にフリークライミングで活躍していた時代のパートナー、星さんも同行することになった。

しめしめ。はっきり言って最強メンバーである。
荷物担いでもらえる!やばいところはリードしてもらおう!
てな下心がいけなかったのか、当日はかなり不安定なお天気で。

ぎりぎりまで迷った挙句、丹沢の沢登りでお茶を濁すことになった次第。

さてのん兵衛3人は深夜、西丹沢の某所(自分たちでもよくわかっていない)到着すると同時にテントで飲み始め。
予備に買っておいたボトルまで空にして迎えた朝。
星さん持参のなにやら古そうな沢登りガイドを見て、行く先は小川谷に決定。

いやこんなにギアいらんでしょ。 と言いつつ、何があるかわからんしね~

とくにロープを使うところもなく、滝をひょいひょいと超えていきます。
でも水があると気持いいね~

すぐに水に飛び込みたがる礼くん。

楽しい一日を過ごし(結局ロープもギアも使わず)、翌日も天気予報いまいちなんで、それぞれ家族のもとに帰ることとなりました~ 甲斐駒はまた今度。

戸隠山

息子との恒例夏山登山ですが、やつが忙しくてしばらくぶりとなりました。
今回は一日だけのハイキング。
息子は「クライミング」がいいね~と言いますが、最近登ってない自分が初心者のビレーで登れるようなところはほとんどもう行っちゃってるしね。
迷った結果、自分自身もまだ登ったことのない戸隠山に行ってみようとなりました。

 登りだしから結構岩場だらけ。

クライミングではなくただの鎖場ですが、鎖を使わず登ればそれなりのクライミング。
父ちゃんは鎖つかまりまくりで手抜き登山やってますが、息子は一切鎖には触らないと決めているらしい。

さていよいよ難所と言われる「蟻の塔渡り」ですが・・・
(動画。音がでますよ)

蟻の塔渡り
蟻の塔渡りのつづき

はい。息子にはお遊び気分だったらしい。
まああっさりと山頂に到着しまして。

でも実はここからの稜線が気持のよいところでした。

岩壁と、湧き上がってきたガスと、高山植物のコントラストが絶妙です。

実は沢沿いの下りが技術的にはもっとも悪かったりしますな。
お昼までにはあっさり下山しましたが、戸隠のこのあたりって山深くて、開けていて、深山幽谷の趣っていうんですかね。いいところでした。

信州峠~小川山

2017年6月11日 (赤沼)

ここしばらくテニス三昧でして。
ぜぇぜぇはぁはぁと走りまわっているので体力的にはまだ大丈夫かな~とか思ってましたが、水泳なんぞに通いだしたら、体力の落ち目を感じつつ。

でさあ、最初200メートル泳ぐのがやっとだった水泳で、クロール750メートルくらいまで泳げるように復活して、1000メートルクロールで泳ぐってターゲットも射程に入ってきたところで、また長距離ハイク行けるかななんて野望を抱き始めたわけですよ。

まあ普通の登山道ではなかなかモチベーションもわかず。
やたら困難な山歩きもしたくはなく。

いつも小川山やら瑞牆行くときに通過してる信州峠あら小川山まで、登山道はないもののそこそこの踏みあともあって、縦走できるんだ~ということで行ってまいりました。

さて。軟弱登山者にとって縦走登山時の一番の課題は、車の回収なわけ。
とりあえず息子に貸しっぱなし(まだ教習所通い中なんで乗ってないのね)になってる車を奪って、信州峠に乗り捨てすることに。後先のことはあまり考えてなかったり・・・

登山道はないけれど、踏みあとは断続的にあります。
もうすっかり頼りきってるGPSがあるので、道に迷う心配はないんですが、朝露で歩き出してすぐにもう足場びっしょびしょ。これ体力奪うんですな。

展望とかないけど、やたらと気持ちの良い尾根です。

しゃくなげって花咲くんだね。
葉っぱしかないのかと思ってた。
妻に自慢したらあっさり花咲くわよって。

いつものガーミンじゃなくて、iPhoneにも無料でインストールできるGeographicaっての使ってみました。
これ過保護なほど便利にできてるんだけど、バッテリーの消耗激しくて、小さなバッテリーチャージャーでは不足します。

んなわけで小川山到着。
5時間かかりました。
最近こんな歩いたことないんで相当疲れてます。

小川山からは普通に登山道。
展望も開けて金峰山もよく見えます。
八丁から富士見平、瑞牆山荘と下ったところで、あと3時間かけて車回収に行く気力もなく、のどかなバスで韮崎通って、電車で甲斐大泉。八ヶ岳の週末小屋まではここから30分ひょこたん歩いて、妻が車やってくるのを待つことに。
まあつまり、翌日妻をつきあわせて車も無事回収・・・・ということで、めでたしめでたし。

佐久・男山ダイレクト

登攀日:2016年10月(赤沼、メパンナ、お散歩さん)

何せ記憶があやしいのだ。

どこぞの岩稜を登った際、岩稜と並行して伸びる尾根にハングを擁する急峻な岩壁を見たと記憶している。
せいぜい1~2Pと思われるその岩壁はあえて登りに来るほどの必然性を感じられるものではないが、いつかネイリングをしながらのルート開拓練習なぞしたいパートナーがいれば、来てみてもいいかな・・・くらいに思っていた。

男山ダイレクトはメモを見ると2012年4月に登っている。
山岳巡礼倶楽部の先輩N氏との久々の登攀でもあった。

その時に見たのがその岩壁かな~と思っていたんだよね・・・・と、結論を言えば違っていたわけで。(じゃあどこだったんだろ)

パートナーは2015年9月、霞沢岳で岩壁の偵察行を共にしたメパンナことSさんと友人のMさん。
メパンナSさんのブログでは「お散歩さん」という名前で登場する人らしい。

10月の3連休で霞沢を落とすぞと計画していたのだが、天候不順で最終日一日だけのお茶濁し山行として選んだのがこの、「かつて見たかもしれぬ」岩壁でのルート開拓だった。

林道歩き1時間弱
ここを登った皆様のブログなど見ると、「山火事注意」の看板の先で左にわけいるってなことが書いてありますし、前もそれを参考にたどりついたんですが、今回はなんかわからんな~
なんで適当なところから左の踏みあとに分け入り、適当に進むと取りつきに到着。
な~に、藪の中に目をこらすと岩稜が少し見え隠れしてるし、なんとかなりますって。

同行のお二人の希望もあって、取りつき付近でボルト打ち練習。
いやこのご時世、結構人も来る岩場でまともにボルト打っちゃうのもなんだし、「女子には大変~」とかも仰るので、軽く傷つけた程度であえてRCCあごまで埋めてみようとかは言い出さず練習終了。

3Pほどの登攀を終えると気持ちのよい稜線に出ます。このルート最大の魅力はこのあたりの雰囲気ですかね~

でまあ、側壁登れるかなとみてはみるがどう見てもしょぼいので、そのまま岩稜歩き継続で山頂につきました。

お散歩シリーズ第13弾・箱根丸岳(1156m) 山巡ハイキング部小田原支部

2016年9月(わたべ)

お散歩シリーズ第13弾・箱根・丸岳(1156m)山岳巡礼倶楽部ハイキング部・小田原支部
 もう少し涼しくなってから、と思っていましたが、登山バスの半額パスの期限が13日と迫っていることもあり、出かけることにしました。天気も問題はないようです。

 仕事を辞めて2か月で体重は2キロくらい増えました。
この調子で増え続けると3年後には100キロを超えてしまいます。
この夏は閉じこもっていることが多かったので、これからはお散歩シリーズを加速させなければなりません(口だけ?)。

 小田原では晴れていたのに、仙石バス停で下りると頂稜付近には雲がかかっています。
雨?かとも思いましたが、カンカン照りよりは涼しいはずでとにかく出発。
標識に書いてある40分の時間通りで乙女峠着。そこからまた40分くらいでアンテナのついた大きな塔のある丸岳頂上着。
このコースは、仙石からの登りが一番負荷のかかるところで、尾根に出てしまうと多少の登り下りはあるもののだらだらと長い尾根歩きに終始する。
長尾峠を過ぎるとすぐ横を箱根スカイラインが走りやや興ざめ。
本来このコースは眺望がいいはずだけれど、樹木、ハコネダケやその他の植物がうるさく意外と見通しのいいところが少ない。
それでも富士山、芦ノ湖、大涌谷や仙石原のゴルフコースが美しく望まれる。

 相変わらず、オジチャン、オバチャンが多いのだけれど、山ガールと思しきハイカーもちらほら。
今回は、ちょっとブランクがあり、体重が増えて筋肉が減っていることなどから、膝を心配して膝をサポーターで固めステッキ(ポール)をしっかり使いましたが、それでもかなり来ました。

 湖尻に下りて、その水門のところから桃源台にかけて広がる芦ノ湖キャンプ村は本当に素晴らしいところで、今一番泊まってみたいところはそのケビン棟といっているコテージ風の建物で、定員6名で2ベッドルーム、キッチン、浴室、テラス付きでテラスではバーベキューもできる。料金は3万円前後。1年前からの予約ということで人気があるのでせう。

お散歩シリーズ第10弾 伊豆・長九郎山(955m)

2016年5月(わたべ)
お散歩シリーズ第10弾・伊豆長九郎山(955m)
          山岳巡礼倶楽部ハイキング部・小田原支部

 この時期に咲き乱れるという、この地域の固有種で南限でもあるアマギシャクナゲを求めてお散歩に出かけた。

 今回はとにかく歩かされた。
このシリーズ最長歩行距離と時間で、しかもバスの通る道やコンクリート舗装の林道を延々と歩いたのだ。
万歩計を忘れたのが悔やまれる。今やマイカーの使用は必須で、1日数本のバスでは全く頼りにならない。

 小田原発下りの一番早い電車にのって、下田・松崎間のバスを蓮台寺から乗り、大沢温泉口着8:40、長九郎山頂12:20着。
これまで登り1時間半を目安にしてきたのが、倍以上。
このうちバス道路と林道がゲートで閉められたところまで車がつかえれば2時間は省略できた。
実際ゲートのところに1台軽乗用車が停められていた。

 今回は池代登山口からの往復コースとなってしまったが、大沢温泉から八瀬峠を経てのコースは立ち入り禁止になっていたので仕方がなかったのだ。
久しぶりに日曜日のお散歩で、シャクナゲの時期でもあるのでかなりのハイカーがいるのでは、と思っていたのに全く会わず、コースの真ん中くらいで下りてくる70歳を超えたと思われる男性と遭遇。
今日初めて人と会った、と言われる。
この人がゲートのところに置いてあった車の持ち主だった。「あそこまで林道を車で来るのも命がけだったよ」との話に、少し大袈裟だなと感じたけれど、実際林道はガードレールはほとんどなく、路肩の怪しいところがあり、道が山腹の高いところにつけられていて谷が深い、落ちれば致命的なものになるのは必定。
帰り道に林道から落ちて木に引っかかった車の写真を撮った。

 このコースは、山腹を迂回するような感じで道がつけられていて、急登のところがほとんどなく、何か所か踏み跡が曖昧なところがあったが比較的よく整備されている。
美しい渓流やワサビ田の脇を通るところも多く心地よい。
ただ、小学生の遠足向きと書いている人がいたのには疑問がある。
谷まで100m近い高さのところにある幅数十センチの道は、手すりやガードするものはなく、足を滑らせれば単なるケガでは済まないだろう。
また岩や石を利用して沢を渡るところもあり、さらに水量が増えれば徒渉になるだろう。
行きは難なく通ったが、帰りはなぜかバランスが必要で難渋した。

 頂上では、あのおじいさん以外に全く人に会わなかったのが、修善寺ハイキングクラブの人たちが15人くらいいて賑やかだった。
登頂写真はそのメンバーの方にお願いした。
ヤマツツジはほとんど見なかったが、アマギシャクナゲはぽつりぽつりで、群生という感じはしない。
まだいくらか時期が早いのかもしれない。
私の記憶では、群生というなら佐久・男山のシャクナゲの方が見事だろう。
ただ長九郎のシャクナゲは薄ピンクで清楚な趣だ。
ここの頂上は、シャクナゲなど高い樹木に覆われていて全く眺望がない。
そこで5メートルの鉄製の立派な矢倉があり、山の高さ995mと合わせるとちょうど1000mになる。ここからの眺めは抜群で、うす曇りのため富士山や駿河湾がよく見えなかったのが残念だった。

 帰りは同じ道をひたすら下る。
今回は膝サポーターでがちがちに固めてきたので、何とか膝は持ってくれた。
池代に下りてきたのが15:40で、伊豆鞍馬の閉店時間が過ぎてしまった。
携帯を持ってないので公衆電話を探すがなく、近くのタバコ屋さんで電話を借り、今日は松崎に泊まって明日美味しいそばをいただきに行きますと、連絡ができた。

お散歩シリーズ第9弾・伊豆城山(342m) 山巡ハイキング部・小田原支部

2016年4月22日(わたべ)

かつて訪れた湯河原の城山、そして小田原の町名にもなっている城山はシロヤマと読むが、大仁辺りで忽然と現れる山容怪異の岩山はジョウヤマである。
 ここはその昔(40年くらい前か?)先輩や仲間と通った岩登りのゲレンデがあり、山の標高の割にはスケールが大きくその高度感は素晴らしい。ただ頂上に行ったことはなかったので、今回はその忘れ物を取りに行くことにしたのだ。最も大きく人気のある南壁は、明るくその標高の故もあり暖かいので冬場に行くことが多かったように思う。現在のクライミングは、僕らの人工登攀(ピトンやボルトで作った人工的な支点にアブミをかけ替えて登る)の時代に比べると格段にレベルが上がっている。その昔には考えられないことだが、写真のオーバーハングなどもアブミを使わずフリーで乗り越えていく。
 8時少し過ぎに小田原の自宅を出立し、電車を三つ乗り換え狩野川大橋を渡るのに逆方向に行ったりというロスはあったものの、12時頃には城山のサミットに到達。急峻な岩壁を持つ岩山にもかかわらず、一般のハイキングコースは、さしたる急登もなくお散歩気分で頂上に到達してしまう。クライマーは何パーティーかいたが、ハイキングコースは頂上手前で若い女性一人とすれ違っただけで、今回も登頂写真は撮れないなと思っていたところ、オジサンが一人やって来たのでシャッターを押してもらう。
 帰りは、南壁の取り付き点に行ってクライミングの写真を撮ろうと思い、頂上直下にあった「ロッククライミングルート」の標識のある方向に下ったのだが、これが問題でこのお散歩シリーズ中最も危険を感じることとなった。続きは、30円の情報料を払ってくれた方のみにお知らせいたします。

黒富士

2016年4月10日(赤沼)

山梨の黒富士という山が気になっていた。
まずはその名前ですね。
それからメジャーな登山道からいくらか隔絶された感のある立地。

エリア的に岩場も多いので、もしかしたら面白い登攀対象もあるかも・・・なんて野心もあったりして。

中途半端な時間を見て行ってきました。

さてこの黒富士、国土地理院の地図では道がない。
しめしめ・・・・静かな登山ができるか・・・・とエアリアみたら、ちゃんとコース載ってますね~

ということで、一番楽な道はどこか。
黒富士と太刀岡山の間の越道峠からが案外近いかなということでまずは車でここに向かいます。
マイナーな林道っぽいけど、まあ大丈夫だろうとたかをくくっていたら、だめでした。
コンパクトカーだし、まあしょうがないね。
こっちがだめならあっちから。
反対側からあがっていったらやっぱだめ。
行けるだけ登って、車とめて越道峠までは約10分でした。

峠からよく踏まれた道を登っていきます。
案外歩きやすい。

このへんは昇仙峡も近いので岩場との遭遇を期待してたけど・・・
いまいちしょぼいね~

開けた感じの稜線歩きとなります。
ただ稜線まではかなりの急登。

あっさり山頂。でも疲れた~

足尾・松木沢「メパンナフェース壱号」ルート開拓

2015年11月4日(赤沼・メパンナ)

先週の爆弾ルンゼに引き続き、松木沢の側壁を登ろうとメパンナこと、Sさんと出かけた。
しかし生憎前夜まで雨が降り続き、当日も天気は回復したものの壁は濡れていてとても登れる状態ではない。

一応壁が乾くことに期待をかけて、出発はしたものの目指す側壁は真っ黒に濡れているし、そのまま足を延ばしたウメコバ沢も出会いの滝からしてびっしょり。

クライミングはあきらめつつ少し上流を見ると、小さいながら独立した岩峰のように見える岩場を発見。
ここを登って、相棒メパンナに命名をしてもらった。
そのもずばりの「メパンナフェース」壱号とのこと。

こんな壁です。

詳しくはメパンナのブログにて

霞沢岳・八右衛門沢上流の岩場偵察

2015年9月12日(赤沼、メパンナ)

若いクライマー時代は憧れたものですよ。
あの上高地帝国ホテルに泊まってみたいと。

まあついにそういうことを実現する年齢になったということなんですが、その時にはもうここをベースに登りまくるなんて体力はもうないわけで、歩くのは部屋とバーの往復のみ。自分のかつて作ったルートなんぞを眺めながら来し方に想いをはせる楽しみもまたありか。もくもく(パイプの煙&遠い目)

にゃはははは
な~んて気取ってみたものの、部屋の窓から見えた霞沢岳の岩場(つまり一番安い部屋は穂高側でなくて、霞沢を向いてるわけね)なんぞに魅入っている自分があったと。そういうわけで。

まずは偵察に行ってまいりました。

登れるなら登ってしまおうという下心はあったわけですが、諸事情から日帰り登山となり、上高地発のバス時間にあわせたタイムリミットを設けてその時間まで登って帰って来ようということで出かけました。

相棒はメパンナことSさん。フリーの実力もめきめきあげてきてアルパインもデビューしようとはりきるクライマーです。

メパンナのブログはこちら

帝国ホテルのバス停から少し戻るとすぐに八右衛門沢の出会い。ここから林道を使って入谷。林道終点からはガレガレの沢をあがります。
ちょこちょこと滝がでてきて結構難しめなところもありますが、ルーファイさえ間違えなければとくにロープなしでも登れる範囲。

ガレはかなり急になってきて登りづらいこと。
そろそろ岩壁がいろいろと見えてきます。

まず正面に見える壁ははっきり言ってしょぼいし急だし、それでいて危険な登攀になりそう。はい。対象外。
ちょうど三本槍沢をわけた直後あたりですね。

本谷をもう少し遡行すると右岸はもう岩だらけ。

ああこのへんが登攀ポイントだな~というあたりの写真ですが、全体像をおさえる撮影ポイントなし。
このうえは霞沢岳方面に伸びる急なリッジにつながるようです。
傾斜のゆるいところはザレザレでやばい登攀を強いられそうですが、うまくルートを選んだら真っ白な花崗岩の長大なルートが完成しそうですよ。

ろうそく岩先のリッジなんかもありなんですが、脆いところをだいぶ含んでそう。

気合いれて登るならこれもあり。終了部はボルト連打になるかな~

まあこんな感じで、現地は登れそうな岩場に事欠かず。ただしルーファイ難しいな~
いずれにせよどこ登るって決めて行ってというよりは、ガチャもってあがって、勘とやる気にあかせてつっこむというスタイルが似合うフィールドかもね。

沢の詰めあたりから右岸岩壁群をふりかえる。

ただ岩場偵察して帰るよりは沢をつめたいというメパンナの希望で、稜線に抜け、えんえん徳本峠経由で下山いたしました。

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