山岳巡礼倶楽部は1935年設立の古い山岳会ですが、現役部員減少のため自然消滅しておりました。
2011年、山岳巡礼倶楽部は再建計画中。
古い記録としては、1962年に第三時ジュガールヒマール隊に隊長、高橋照ほか1名を送り出し、ビッグホワイトピークの登頂に成功。それ以降も1965年のアイガー、1966年アルプス長期登山、韓国雪岳山、台湾玉山、ヒンズークシュ、三浦雄一郎のエベレストスキー隊などでも活躍。
1971年のマナスル西壁隊では隊長として高橋照、登頂隊員、田中基喜が活躍。
1978年には40周年記念事業として、6名がカラコルム・トリニティーピーク(6700m)に出かけ、初登頂に成功。
次いで南米のワスカラン(6768m)にも4名が登頂。帰路、ヨセミテに立ち寄りフリークライミングの洗礼も受けてきました。
また国内においても谷川岳やアルプスなどの開拓時代に様々な活躍をしてきました。
古くは西丹沢のザンザ洞の初登、西丹沢の詳細地図の刊行、また南アルプスの沢での初登、初の厳冬期富士山集中登山、積雪期上越国境初縦走などオールラウンドな活動を行ってきています。

1962年からは穂高、下又白谷での開拓をはじめ、これは現在にも受け継がれていると言っていいと思います。
その後もしばらくは冬季も含め、アルプスや谷川岳、頚城山塊などを中心に登攀活動を行ってきましたが、部員の老齢化による世代交代や新規部員の減少などを理由に活動が休止状態となっておりました。
創立者の高橋定昌が初期の会長を務め、登録ナンバーがNo.1となっていた東京都山岳連盟からも脱会となっております。