アルパインクライミング・沢登り・フリークライミング・地域研究などジャンルを問わず活動する山岳会

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佐久・天狗山「なんやこれルート」

先週、偵察してきた天狗山の岩壁に、一本のラインを引いてきた。
ほかの山行が流れてたまたま偵察に同行することになった、銀嶺会の宮田組長。すっかりこの岩壁に魅せられて(?)、本当は谷川岳あたりでクライミングのはずが、パートナーを巻き込んでの参戦。巻き込まれたのはアンジー(ばりばりの関西系日本人)。彼女とは一度宴会を共にしている。いわゆる人たらし宮田人脈のひとり。いつもニコニコ明るく爽やか笑顔なアルパインクライマー。銀嶺会にも最近入ったらしい。

さらにさらに、八ヶ岳のわが家のご近所さんたち、エリサさんと、バンさんチームが加わって2パーティーでの山行となった。このふたりは山が好きすぎてこの地に来た移住組。バンさんとは今回が初対面。ふたりとも人たらしの大御所、寺沢ネコ人脈でもある。

左から宮田、赤沼、アンジー、バン、エリサ(敬称略)。
登山口でファイトコール・・・のまね。
さあスタート。

エリサ、バンチームはボルト、ハーケン等、行き詰ったときの逃亡キットをもっていないので、天狗山ダイレクトに行くと言っていたが、「まあ様子見て登れそうなところがあれば登ってしまえば?」とそそのかし、下部岩壁まで同行。
登山道で山頂を越え、少しおりたところから南面に下りて行く。ここは偵察の成果でまあまあスムースに下部岩壁に。
あらためて見ると下部岩壁は灌木も多く、すっきりしない印象。
下部岩壁の左稜、または左壁あたりのすっきりしたところを登るか~と岩場の基部に沿って左にトラバース。
でも、昨日の雨のせいかあんまり印象よくないんだよな。泥に足をとられて赤沼は二回もこけるし。

比較的岩の露出の多そうなところからスタートとする。あとでトラックログを見たらどうやら左壁の左稜あたりに取付いていたようだ。

一方エリサ、バンチームはここから引き返し下部岩壁を登ってみることに。

今回のトラックレコード。
天狗山南面を登ったつもりが、どこも傾斜きつくどろどろで、左に逃げて行った結果、左壁の左稜あたりから取付き、男山方面の尾根(登山道あるところ)の側壁あたりを登ったらしい。

岩壁基部をうろちょろ。昨日の雨でじと~っとしていて、よく滑る。さわやかな壁を求めてどんどん左へトラバース。

もうここ登るか!と離陸。壁はじとっと濡れてて、岩の組成も思っていたより脆い。泥に足をこすりつけながら高度を稼ぐ。
左上の立ち木のテラスを目指すのだ。
1P目終了点でビレイ中。
1P目終了点の宮田さん

この上は垂直悪絶フェース。一部人工を交えて垂直部を越えれば行けないこともないが、かなりのハードワークになるのはたしか。難しすぎないルート開拓を標榜するわれわれ向きではないな。

1P目終了点から真上の悪絶フェースを見上げてなぜか笑う二人

悪絶フェースは避けて左にトラバース。
左壁をさらにまわりこんだあたりでフェースに取付く。

2P目。組成が脆く外傾。昨日の雨で足場もどろどろ。

実はこのフェースの左側に灌木のルンゼがあり、そこに逃げれば苦労はしても安全に登れるのだが、ここまででも結構逃げのルートとなっているので、気持ちを奮い起こしてフェース部分を行く。
小さめのホールドの連なりを探しながら、右へ左へと弱点を拾ってルートを伸ばす。カムは小さいのがたまに使える程度。あとは気休めの小灌木とハーケン。ハーケンは2本打って、1本は回収できず残置。
技術的にはこのピッチが最難だった。

2P目をフォローしてくるアンジー。右に見えるスカイラインが左壁左稜かと思われる。

ところで、このピッチのリード中、苦しい態勢でハーケンを打っているあたりでエリサ、バンチームから電話がかかってきた。もちろん出られず2P目終了点から折り返すと、下部岩壁にトライしたが、ボルト、ハーケンなしでは支点がうまくとれず、下降して天狗山ダイレクトに向かったとのこと。あとで聞いたら天狗山ダイレクトから、われわれのハーケンを打つ音が聞こえたそうな。

さて最終となる3P目はこの壁。この写真はリードが終わったあと、アンジーをビレイする宮田さんを少し離れた岩峰上から撮影したもの。

二つのフェースにはさまれたルンゼの灌木で支点をとりつつ、右の壁を登ったり、左の壁を登ったり、ルンゼ内で垂直の木登りをしたり。

終了点で宮田さんを迎える。終了点で登山道に合流する。

宮田さんにとってはこういうクライミングになることは想定内。

アンジーも間もなく終了点

実はこのピッチをリードしながら、こんな泥臭いクライミングになってしまって、開拓クライミングがはじめてのアンジーに呆れられてしまうかな~と心配していたのだが・・・・

アンジーは「なんやこれ?なんやこれ?」と心のなかで呟きながらも、自然と笑いがこみあげてきて、幸せに登ってきたのだそうな。

というわけで、このルートは「なんやこれルート」となった次第。

ルートは合計3P。壁のコンディションが悪かったのもあって、逃げて逃げて、想定よりかなり左のほうを登ることになった。

使ったのはダブルロープ2本、カム小さめ数回、ハーケン2枚(1枚残置)、シュリンゲ多め

2023年6月10日のクライミング
取付き9時半~終了点12時半

山頂をもう一度越えて登山口へ。
そしてまだ明るい午後4時から宴会スタート。途中からまほちゃんも合流。

まほちゃんは山に近いこの地で働き、単身ネパールに行って山に登り、帰ってきたばかり。またしばらくはご近所で働くそうな。

さておじさんは10時半でダウン・・・したものの宴会時間はクライミングより長いね。そして女子チームは0時過ぎまで女子トークをしていたそうで。元気だね。

天狗山南面岩壁の偵察報告

天狗山南面はいくつものスラブ壁、リッジなどが交錯して複雑な地形を形成している。この中でクライミングガイドが開拓、整備した「天狗山ダイレクト」のみが頻繁に登られている。それ以外はネット情報を検索した限りでは情報が皆無なので、クライミング可能性を求めて偵察行をおこなった。

岩場構成について

天狗山南面を構成する岩壁群は複雑に入り組んでおり、それぞれの境界も明確ではないが、おおむね以下の岩壁群となる。(岩壁名は便宜上の仮称)

  • 天狗山ダイレクト
    天狗山山頂下の「上部岩壁群」から東南方向に伸びる岩尾根。人気ルート天狗山ダイレクトはこの尾根に沿って登り、途中いくつかのフェースを越える。
  • 天狗山ダイレクト側壁
    天狗山ダイレクトの南面の側壁群。地形が複雑でどこまでが側壁で、どこからが上部岩壁とは分類しにくい。いくつか支尾根状のリッジもあるようだ。登れそうなラインはいくつかあるが、下から見た限りではルートの状態予測が難しい。おそらく1ピッチ程度で天狗山ダイレクトに出るルートが多くなるように思われる。
  • 右壁
    天狗山ダイレクトの上部から右側に展開する岩壁群が、天狗山から東に延びる稜線(登山道)に沿って展開。急峻だが規模が小さい。
  • 上部岩壁
    山頂直下に展開する急峻なスラブ壁。天狗山ダイレクトの最終ピッチあたりでこの壁の右端あたりを登る。天狗山ダイレクトを開拓したクライミングガイドの佐藤勇介氏によると、上部岩壁にはひなばすビューという5ピッチ110mのルートがあるらしい。(天狗山ダイレクトの途中に木の札に書かれた情報があるとのことだが、誰が登ったかなどの詳細は不明とのこと)。垂直のスラブ壁左よりあたりを登っているように見える。
    上部岩壁の左端はリッジとなっており、比較的容易に登れそうに見える。
    下図は佐藤氏からいただいたひなばすビューの案内。天狗山ダイレクトを登っていくと、上部岩壁の部分を登る手前あたりにかかっている様子。
  • 下部岩壁
    上部岩壁の左稜取付きの下方に展開するスラブ壁で、左右の岩稜にはさまれた岩壁。左稜のさらに左にもスラブ壁があり、そのまま左壁とつながっている。左右の岩稜が比較的容易に登れそうに見える。その間のスラブ壁も弱点を選べばフリーで登れるかもしれない。
  • 左壁
    下部岩壁の左方に展開する岩壁で、2~3本の岩稜と急傾斜なスラブ壁からなる。案外と規模が大きく、登攀対象としても面白そうに見える。右方はそのまま下部岩壁へと連なる。終了点は天狗山から男山に向かう稜線の登山道のすぐ下あたりとなる。
  • 村境尾根側壁
    天狗山から左壁の終了点あたりを越え、男山に向かう稜線登山道の南側側壁にあたる岩壁が横に長く展開する。急峻だが高度差は大きくない。

各岩場の写真

偵察時のトラックレコード。

たった一回の偵察で岩場概念もよくわからない状態でやみくもに撮影してきたもの。GPSのトラックレコードの時間と、写真の時間情報を照合しながらどの岩場かを推定しているので、間違いもあるかと思う。雰囲気が伝わればよしということで。

馬越峠から天狗山への稜線を歩き、天狗山ダイレクト取付きへの下降路付近から見た天狗山ダイレクトの尾根。まずはここから天狗山ダイレクト取付きを目指す。正規の踏み跡より右寄りに岩壁を眺めながらのアプローチ。ちゃんと見ていないがクライミング対象となりそうな岩場は見られなかった。
天狗山ダイレクトの取付き。ここを左にまわりこんで偵察行は進む。この1ピッチ目は左にまわりこんで巻かれる場合もあるそう。
天狗山ダイレクトをまわりこむとすぐに側壁が眼前に。
ダイレクト側壁に沿って少しあがったあたりから撮影。左方に見えるリッジを撮ったもののようだ。下部岩壁のリッジ?
下部岩壁か?
天狗山ダイレクト側壁
天狗山ダイレクト側壁~上部岩壁の一部?
天狗山ダイレクト側壁したから上部岩壁方向を見上げる
天狗山ダイレクト側壁。この壁が上部岩壁につながるようにも見える。
沢のちょうど奥壁になるので、天狗山ダイレクト側壁か、上部岩壁の一部かいまいち判然としない。奥壁は青白いかぶり気味のフェースだが岩質は悪くない。
このあたりのフェースの弱点かと思い撮影。これを登ったら天狗山ダイレクトに出るのか、上部岩壁につながるのか・・・
上部岩壁の左稜
上部岩壁を見上げる
上部岩壁左稜?
下部岩壁終了点付近から左壁方向を見下ろす
上部岩壁左稜取付き付近
左壁上から男山方向
登山道(天狗山から男山に向かい、村境を越えるあたり)から見た、左壁のスカイライン(左稜?)
左壁のスカイライン。手前に村境尾根側壁が見える。
村境尾根側壁
村境尾根側壁
左壁左稜取付き付近
左壁左稜下部
左壁
左壁の全貌を撮影した動画(下部岩壁と言っているのはたぶん間違いで、左壁)
下部岩壁基部

各岩壁へのアプローチ

ピンクのラインは偵察で歩くことのできたところで、断続的に踏み跡がある。獣道も多いが、人跡も感じられる。おそらく何かの採取で入山した人のものではないか。

天狗山ダイレクト側壁~上部岩壁へのアクセスは、天狗山ダイレクト取付きを経由してあがっていくのが早い。

下部岩壁にアクセスするのは、天狗山の登山道を男山方面に進み、左壁上あたりから東南に入山(踏み跡が断続的にある)。上部岩壁取付きと下部岩壁終了点付近の斜面をまわりこんでいくとすぐに下部岩壁基部に到達できる。

左壁は村境尾根の岩場が終わったあたりから、側壁にそってやぶをこいでいけば早い。

最後にちょっとだけ吠えてみる

2020年の11月に、川上村の奥地にひっそりとたたずむ独立峰、五郎山の岩場に楽しい仲間と一本のルートを拓いてから、2年半ほどで派生ルートも含めると7本のラインが登られた。これで五郎山は一段落。
どれも「(自分にとって)難しすぎず、楽しく登れる」というコンセプトで登った。
未知のエリアでのルート開拓というと、どうしてもアルパインクライミング上級者の遊びと思われてしまうような節があるが、そうじゃなくて、それぞれのレベルに合わせて登れるクライミングのスタイルの一つに過ぎないのだと言いたい。

最低限、身を守る技術を身に着けたら、どこでも行ってみればいいんだと思う。行って、見て、自分のレベルで登れそうなところを登ってみて、だめなら下りてくればいい。最近とみに進化したGPS機器やアプリを持参すれば、自由度、安全度はかなりあがる。だめで敗退するときのためのボルトキットやハーケンだけは常に携帯。そうすれば自由で大らかで、うまくすれば静かで最高のクライミングができるかもしれないのだ。

こんな楽しみ方は、上級クライマーよりも筆者(山岳巡礼倶楽部、赤沼です)のような還暦すぎた元クライマーが、仲間と宴会やるための楽しい口実として登るようなスタイルにこそふさわしいようにも思う。

さて。
なんか楽しくなってきちゃったな~
五郎山の次はどこで遊ばせてもらおうか・・・・となったとき、すぐ思い浮かんだのが天狗山。
五郎山のアプローチでも毎度よく見えている大きな岩場の広がり。
でもなぜか天狗山ダイレクトしかみんな行かないみたいなんだよなぁ。
それで様子を眺めに行ってみた。
登ったら楽しそうなところあるよ、あるよ!
左壁なんてフリーの楽しいルートが何本か引けそうだし、下部岩壁から上部岩壁につなげたらマルチの登山っぽいクライミングもできそうだよ。
すげ~フリーのうまい人だったら上部岩壁とか天狗山ダイレクトの側壁なんかもおすすめ。岩は案外と固いし。

岩場へのアプローチも馬越峠から1時間もあればだいたいOK。

かなり楽しいお遊びフィールドだと思った。

自分だって天狗山ダイレクト以外はまだ登ってもいないのに、偵察結果をこうやって公開するのは同好の仲間がいたら嬉しいから。これ見て勝手に登ってもらっても構わないし、われわれもこれから登れるところは手をつけていくつもり。なんならご一緒もしましょう。

それで登ったら、できれば教えてください。ここの情報も一回ぐるっとまわってみただけのものだから、間違いが多いと思われます。そういうのも教えていただけたら嬉しいです。

南相木グレートトラバース

初夏の彩りに満ちた、美しくなだらかな、そして変化と起伏に富んだ尾根を縦走してきた。数知れない鹿の群れと、熊やいのしし、狸の痕跡に満ちていたし、林業家の手は入っているものの、登山者の訪れた気配はほとんどなかった。

長野県南相木村と南牧村の村界尾根を縦走するこのルートに、勝手ながら「南相木グレートトラバース」という大層な名前を付けた。

直線距離で約7.5kmの比較的なだらかな尾根で、西端近くに武田信玄初陣の地と言われる海ノ口城址(城山)、東端は佐久の盟主男山と天狗山の間に位置する垣越山となる。
この尾根上で国土地理院の地図に名前が載っているのは、城山と大芝峠、合羽坂、それに臨幸峠だけ。あとは垣越山も含めて、各ピークに標高を示す数字が記載されているだけだ。つまりほとんど知られないマイナーな尾根だということ。たいがいのデッパリには登ってヤマレコあたりに記録を残しているあのディープハイカーズも、ここにはほとんど足跡を残していないようだ。

これはパトロールが必要だと、まずは尾根の中央あたりにある臨幸峠というところに登ってみた。

コゴミの親分ソテツに覆われた、急な北斜面を登っていくと峠で植生が明るく変わり、八ヶ岳などの展望も一気にひらけた。なだらかで、美しい尾根だ。

パトロールの際は臨幸峠から東、天狗山の方向に少しだけ縦走してきた。やぶの密生も激しくなく、展望に恵まれた気持ちのよい尾根だった。

天狗山から臨幸峠を通って、海ノ口城址(城山)までつなげたら、楽しいルートとなるだろう。このルートは川上村を一部通り、南牧村と南相木村の村界を辿るものとなる。商業的な開発や有名な山、観光資源に乏しい南相木村に興味を持って、何度か訪れたことから始まった縦走プランなので、「南相木グレートトラバース」と名付け、実行することとした。

メンバーは強くて力持ち、ダンディーI口さんと、ハンターで写真家のワイルド自然児T丸さん。全長13.5kmほどの道なきルートを行くプランなので、植生や岩場の状態次第でどれくらい時間がかかるかわからない。しかし今回は、体力十分、経験十分で頼りがいのあるメンバーがそろったものだ。つまり足引っ張る担当は赤沼ということで。

左から野生動物の敵(あるいは仲間?)T丸さん、おにぎりいくつ持ってあるいてるんですか?なI口さん、それに疲れ気味の赤沼

土曜午後に八ヶ岳南麓の家に集合して、もちろん宴会。T丸さん持参のロースト鹿肉に舌鼓を打ちつつ、酒の空瓶が並ぶ。
それでも翌朝は4時に起きて出発。
I口さんの車を佐久海ノ口駅にデポし、南相木側から赤沼車で馬越峠に向かう・・・が、まさかの雨。プランはいったんあきらめ、南相木唯一の観光資源ともいえる、南相木ダムまでドライブ。一応登山口を確認しておくかと馬越峠に向かってみたがなんと工事で8月まで通行止め。
ここまでやってもまだ6時台。では南相木から臨幸峠を越えて、川上村の御所平に至り居を構えたという悲運の皇子、重仁親王を祀ったと言われる御霊神社にも立ち寄り、さらに川上村側からの馬越峠も偵察しておこうということになった。

御所平の御霊神社。入口は藪に覆われていて場所を見つけるのに苦労した。

さて今度は馬越峠に川上村側から登っていくと、峠まで着いてしまった。
どうやら工事は相木側だけらしい。
時間は8時前。そしていつの間にか雨は止み、晴れ間さえ見えている。


「天狗山でも往復してくるか?」
「だったら臨幸峠まで行って、そこから佐久側におりれば小海線の佐久広瀬駅から電車でI口車まで行けるんでは?」
「いやあ、それだと車道歩きが長いし、たいして所要時間もかわらなそう。なんなら予定ルートで佐久海ノ口まで歩いてしまうか~」

というわけで行動計画は徐々にヒートアップし、予定プランの実行となった。7時50分馬越峠出発!

そもそも出発地点を馬越峠に持ってきたのは、天狗山さえ登ってしまえばあとはだいたい下りの尾根になるからという安易な理由。
本格的な登りは天狗山のみ!ということで、ここはふんばって30分で天狗山山頂着。

天狗山より男山方面を望む。その手前のピークが垣越山。ここから右へ尾根を下りて行くプラン。下ってますな。はは。
垣越山に向かうと左手に川上村の壮大なソーラー発電所が見える。山の自然破壊の主役は今やゴルフ場からソーラー発電に移ったのかな~(怒)


垣越山までは登山道。そこから右の尾根に入っていく。
尾根沿いにある程度は踏み跡があって、案外と歩きやすい尾根。
1か所岩稜がシャクナゲに覆われていて歩きにくい場所があったほかは、ルートを通してさほどの藪もなく、GPSとT丸さんの野生に導かれつつ、人間やら鹿やら熊やらの道を拾って快適に歩くことができた。

馬越峠から約5時間で海ノ口大橋に到着

梅雨入り直前の良い時期で、多彩な色どりの変化を見せる緑に魅せられ、野生動物たちと共有する土や岩の感触に癒されながらの徒歩旅行となった。
地図に山名記載のない山も、行ってみると小さな標識なんかがあって地元で呼ばれている山の名前がわかったりすることが多いものだが、今回はそういう情報はまったくなし。登山が目的で入る人のほとんどいないエリアなのだろう。

予定では以前に登った海ノ口城址(城山)まで行くつもりだったが、その部分はもう歩いたからいいやと日和って、手前の大芝峠からその下を抜ける小沢志なの入トンネルの入口(出口?)を通って佐久海ノ口駅に戻った。国土地理院の地図上は大芝峠、合羽坂、臨幸峠には峠越えの道が記載されているが、すべて廃道に近い状態で踏み跡はほとんど見当たらない。

今度はふたりの健脚に引きずられて、相当早いペースで歩いたので、全行程5時間ほどで終わることができた。普段のペースだったら倍くらいかかったかも。以下のデータはそういうつもりでご参照のほどを。

【データ】
2022年6月5日
馬越峠 7:50am
天狗山 8:20am
1656m峰 9:43am
1683m峰 10:05am
1591m峰 10:30am
臨幸峠 10:40am
1518m峰 11:05am
合羽坂 12:00am
大芝峠 12:13pm
佐久海ノ口駅 12:50pm

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