息子との登山のお話です。4歳年上のおねえちゃんとも山に出かけてはいたのですが、息子のほうが登山に興味を持って、喜んで一緒に行ってくれました。
おねえちゃんが小さい頃は栃木のドームハウスはまだなく、お出かけといえばテントか車中泊で、七輪で何かを焼いて食べたりするのを楽しみとしていました。
息子が生まれてからは週末はほとんど栃木のドームハウスで過ごし、遊びは近くの山を歩きまわるのが中心となりました。小さい時から手をつないで山を走り回っていたため、歩きの基礎ができたのかもしれませんね。小学校低学年のときはもう、一人前にパパと同じスピードで山を歩きまわるようになってました。
小学3年生/北アルプスデビュー
本格登山デビューは北アルプスの常念岳にしました。一の沢から入山し、蝶ヶ岳を経由して横尾におります。パパも荷物を担いでの登山は久しぶりなのに、全装備担いでのテント泊はかなり無理がありました。息子はまだ大きな荷物は背負えないので、テント、食料、寝袋二つ・・・ぜんぶパパが担ぎます。息子は走るようにして登り元気いっぱい。それに引き換えパパは常念小屋の幕営場では高山症状で頭痛がでるし、下りでは荷物の重さに足の筋肉が耐え切れず前向きに転ぶという情けない姿をさらしてしまいました。
小学校4年生/奥穂高岳
新宿からバスで上高地 涸沢に向かう 涸沢 涸沢で幕営 明日は奥穂高 こういうのは得意 穂高山荘 奥穂に到着 雪渓を下山
少学4年生の夏山は奥穂高岳を目指します。
今回もテント泊ですが、荷物は涸沢までなのと、寝袋くらいは自分で担げるようになったので、パパは少し楽です。
涸沢のテント場にはかなり早く着いたので、ヒュッテでソフトを食べたり、テント場で石を積んで遊んだり。
岩場歩きには慣れているので楽勝で奥穂高山頂に立ちます。雪渓の下りでは念のためロープで確保。
小学校5年生/北穂高岳~大キレット
通いなれた涸沢へ 恒例のソフトクリーム 北穂高岳 北穂小屋泊 大キレットへ 嵐になってきた 横尾山荘に到着
小学5年生の夏山は、北穂高岳からキレットを越えて槍ヶ岳というプラン。荷物を軽くするため今回は小屋泊まり。パパも荷物が軽くて楽です。初日は一気に北穂高岳まであがり北穂小屋に泊まります。
大キレットも走るようにして越えますが、途中から天気が悪くなってきて気温も下がってきました。息子もポンチョで頑張りますが、気温の寒さにやる気を失い、南岳から横尾に下山。旧友、横尾山荘の親父からは「子供連れでキレット越えとは鬼親め」というお言葉をいただきました。