基礎工事編


桑畑を購入。 まずは業者に べた基礎をうってもらった。
自作はここからスタート。

基礎図面



ドームハウスは「キット」を買うと、枠組みだけはプラモデル感覚で作れる。 キットを作ってくれた小林さんからもらった図面を元に、 べた基礎の上に印をつけていく。
★ まず中心を決める
★ 中心にロープの一点をくくりつけ、まず15角形の1点を決める。
この時点で家の向きが完全に決まるのでよぉ~く考えること。

ちなみにうちの場合、玄関から地元で一番大きな山が真正面に見えることだけを考えた結果、玄関が思い切り裏鬼門となってちょっと気分悪かった。
★ 中心から各頂点への3角形の3辺の長さをロープで作りながら、15の点を決めていく。
★ 15角形の各頂点の間(将来基礎が立ち上がる場所)にドリルで穴をあけ、エクスパンションボルトを埋め込んでいく。(この作業、岩登りでさんざんやってきたので結構得意)
★ エクスパンションボルトを埋め込んだところに、全面(ここ大切!)にねじ切りをした鉄の棒(呼び名忘れた)をたてる。
さてここでどうしてもやらなければいけないのが、レベル(水平)だし。
基礎が水平でないと家が傾いてしまう。
プロは測量器をもってきて、レーザーなんかも使ったりするようだが、そんな大仰な道具はない。

で、どうしたかと言うと、
まず用意するのが、
   バケツ
   ホース
   水
これだけ。

まずバケツに水を張り、長いホースを全部つっこむ。 ホースの片方だけを指で押さえて空気が入らないようにしながらひきずっていく。 で、各頂点に立てておいた棒のところにもっていく。 ホースの中の水の高さはバケツのなかの水の高さと同じ。 なので各頂点につけた高さはすべて同じとなる。 同じ高さの場所を、よく工事現場に張ってあるひも(これも名前忘れた)を張って このひもの高さにあうように、ブロックの高さをあわせて、 セメントで固めていく。

ブロックが同じ高さにそろった。 さりげなくホースが転がっていたり、水平器の落ちているあたり、苦労の跡がしのばれるなぁ。 高さが決まったら、崩れないようセメントで固定していくが、この作業が結構大変。 ブロックの穴の中って結構セメントいっぱい入る。

こいつが大活躍。

近所でブルーベリーを育てている浜田さん(浜ちゃん)が持ってきて貸してくれた。 作業が終わって返しますと言ったら「置く場所とるから返されては困る」とか言う。 なのでまだうちにあるのだ・・・・ これ、どうでもいいけど、ムチャクチャ重い。 マッチョ系の男ふたりで10センチ持ち上げるのがやっと。

★ 今度はブロックとブロックの間をコンパネでつないでいく。 ここにセメントを流し込むわけだ。 もちろん将来の水道配管を考え、必要な場所にボイド管(セメントが入らないように堅いダンボールの筒を埋め込んでおくのだ)をいれておく。このへんは元、水道屋。得意な分野。

作業中、子供らは基礎のまんなかに転がされていたりする。

セメントが乾いたら、コンパネを撤去。ボイド管の跡に穴が残っている。

【反省点】

「かったるい」という理由で、たち基礎はブロック一段だけにしたが、 2段にするべきだった。 なんでもプロの間では45センチ以上にするべきという鉄則があるのだとか。 床下が低いと湿気がこもるし、虫が繁殖したりしやすくなる。 現に蛇が住みついた。しかも水道配管にトラブルがあったときなど、潜り込めない。 そんなときは床はがすしかないね。

★ ブロックのうえに材木(根太)を設置していく。

ブロックの上に、スペーサーを置いてから、根太を渡していく。 このスペーサーがなかなかの優れもの。 この状態でできあがってから網を張れば、床下換気もばっちり。 (でもちゃんと網張らなかったから蛇が住みついたりしたんだけど。) 蛇よりも・・・・・田舎では「カメムシ」対策がとっても重要!ここ大事!

載せた根太は地面から飛び出している全ねじの鉄棒に止めていく。

よく見るとわかるが、根太は外に向かって外傾させてある。

ドームハウスキットの角度にあわせてあるわけ。 根太を、ブロックを積んだ上に設置して、一本一本電動かんなで仕上げて行った。

ようやく基礎の立上げが完了。