言わずと知れた北アルプス入門の人気ルート。
妻と行ってきました。

人の多い山には行きたくない私と、定評ある絶景を眺めたい妻の希望は矛盾していますが、前夜車中泊での早朝出発、平日行動、そして燕山荘の個室泊まりという3つの対策を講じたうえでの決行となりました。
燕山荘でのランチは生ビール大とおでんつきという条件も加わります。

合戦小屋に近づくと大天井岳が見えてくる。

主稜線が近づいてきた。

燕山荘までもう少し。

登山口から約5時間で燕山荘到着。

平日とはいえ駐車場のスペースはもうわずかで、「登山者やっぱ多いよな~」と前途が不安だったものの、ここまではだいたい自分たちのペースで歩くことができた。

そして主稜線にあがったとたん眼前に広がる光景にひとしきり大騒ぎ。
天気予報がいまいちで、「小屋キャンセルして温泉行っちゃおうか~」なんて小屋の予約取り消しボタンを押しかけていたんだけど、登って来てよかった、よかった。

それにしても大してつらくなかったな。妻もそう言ってるし。
道がよく整備されているしコースタイムも甘めなんでしょうね。

燕山荘に荷物を置いて燕岳に向かう。(写真は燕岳への道から燕山荘方面を振り返ったところ)ちなみに燕山荘オーナーの赤沼さんと私はただの同姓。なんの縁もありません。

立ち止まっては風景を見渡しながらの遊び歩き。

山頂は人であふれているので、手前の岩峰に登って記念の自撮り。

だって山頂はこんななんだもん。

山頂がすいたタイミングを見計らってもう一枚。そこにいたおねえさんが撮ってくれました。

燕山荘に帰ったらちょうどお昼時。
なんか気分だけで生ビール大を注文したけど、これ飲んだらおなかがぱんぱん。

メインイベントの晩御飯までかなり時間があるので、小屋まわりをうろちょろ。夕方の光加減が心地よいね。

妻、ブロッケンに入る。

裏銀座に沈みゆく太陽を見ているうちに寒くなってきた。

燕山荘の飯は結構おいしかった。またまた酒飲んで、一夜明けて、今日は帰るだけ。私としてはさんざん通ってまだ登れていない岩壁のある、因縁の有明山が見えて少し嬉しい。(余談ですが、若いころルート開拓してね、あと1ピッチくらいのところでビバークして、翌朝ルート開拓終わらせて帰ろうとしていたんだけど、なぜかパートナーと早くおりて酒飲もうという話になり、結局最後まで登らなかったというわけのわからんエピソードあり。)

というわけで因縁の有明山とのツーショット。

くだりの苦手な妻もここまで整備された道だとさっさか歩けるらしい。

それにしても金曜の下山で、登ってくる人多数。
狭いところで登る人を待ってるうちに後ろに人がたまってくるし。
妻は私が「こんなミーハールート来るんじゃなかった!」とか言って怒り出すんでないかとひやひやしていたらしいが、私はまわりの状況見て、後ろの人たちとの距離感なんかも考慮しつつ下っているうちに「マネジメントゲーム」がなんだか楽しくなってきてしまい・・・・なぜか割とご機嫌に歩いておりました。

そしてさすがのメジャールート。
友人がガイドとして率いるツアーと二組も遭遇して、いちいち立ち話なんぞもしながらの下山。

くだりはすれ違いに時間を使ったものの3時間かからず下山。

今宵の宿は白骨温泉に予約してきたんだけど、まだお昼前じゃん。

わりと知られたしゃくなげの湯ですっきりしたら近くで蕎麦屋探し。
たまたま入ったここがとても美味しかった。
なんかよさげな日本酒メニューも充実していて、今度はしゃくなげの湯の近くに宿をとって、ここに飲みにこようと心に刻みつつ。

んで、2日目のメインイベント。白骨温泉で打ち上げでした。