西伊豆の雲見温泉周辺は、明るい海を眺めながら楽しいクライミングができるエリア。クライミングをして、お気に入りの民宿で宴会というお気に入りプランを繰り返してきた。
あの網元のやっている民宿で海の幸づくししよう!と思い立った。今回は夫婦旅行なのでクライミングはなし。
日曜からの泊まりにも関わらずお目当ての宿は満室。ネットで探して料理の評判がいいほかの民宿を予約。

さて宴会場所は決まり。

あとは朝ゆっくり出て、軽い山歩きでもしてから行こう。
東名から伊豆縦貫道に乗ればあっという間に伊豆の中枢部、修善寺あたりに着く。
目指す雲見は西伊豆の南の方なので、海沿いに走るか山中を走るか。
今回は伊豆南端に向かって伸びる稜線に沿って走る、西伊豆スカイラインをドライブ。

仁科峠

仁科峠は伊豆縦貫道の終点からすぐの修善寺から、西海岸戸田漁港に至る峠道の戸田峠から南下した先。西天城高原とも呼ばれる気持ちのよいエリア。
仁科峠をはさんで両側に軽めの登山道がある。
笹原を切り開いた道を東に5分ほど歩くと展望のよいピーク。

西側にも登山道が伸びていていくつかの小ピークを縦走することができ、道は達磨山あたりまで伸びているようだ。

さてまだ昼前。今から宿に行ったら晩飯まで時間が余る。

西伊豆の良さは海岸線の美しさだ。なかでも黄金崎あたりから南伊豆にいたるラインは絶品。妻は「アマルフィみたいね」とか言うが、わたしゃ映画の名前くらいでしか知らん。
まあその美しい海岸線を近くの山の上から眺めるのも一興ということで調べてみた。
このへんの裏山は・・・・笠蓋山、八の段、大野山・・・なんて情報が出てくるが、ハイカーのブログに大野山からみた海岸線の写真があった。よしこれにしよう。

大野山は仁科峠から黄金崎に近づいたあたりに位置する600mちょいのマイナーな山。踏み跡がある程度で、登山道はなし。

ハイカー情報では宇久須漁港からアプローチしているようだが、今回はなるべく楽な歩きで展望を楽しむことが目的。山頂直下を林道が通っているようなので、最短距離まで長い林道を車でアプローチ。

林道の最奥近く。大野山の南稜線を林道がまたいだあたりに駐車して、尾根に入る。
登山口。とくに標識等はないが、軽い踏み跡がある。

ゆっくり歩いて往復1時間ほどの軽いハイキングでした。道はないが踏み跡を拾っていけば歩きやすい尾根。

雲見温泉に到着。この山が大野山だったのではないか・・・・な?

今回の宿は「漁師の宿 太郎」。美味くてたっぷりあってもう最高でした。酒持ち込み自由という鷹揚さもいいね~。

翌日は海沿いの展望観光を楽しんで帰宅。