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お散歩シリーズについて

2016年4月 わたべ
 
かつて翻っていたはずのアルピニズムの旗は、とっくに行方不明だし、強靭でしなやかな筋肉という猥褻さも博物館行きとなってしまった。
 そこで、ただひたすらボケ防止のために、ちょっとした地球の出っ張りをお散歩してみようというのがこのシリーズの趣旨である。
 小田原に転居して、周りの目につく山を登ろうと、重い腰を上げることになった。大山を除いて丹沢はかつて登っているので省き、これまでに訪れたのは、矢倉岳(870m)、大山(1252m)、金時山(1212m)、湯河原城山(563m)、湯河原幕山(625m)、明神ガ岳(1169m)、明星ガ岳(923m)、箱根鷹ノ巣山(834m)、伊豆城山(342m)である。すべて1500メートル以下の標高で、登り1.5~2時間で行けるところで、私の膝の問題もあって下りは登りと同等かそれ以上の時間をかけることにした。これらの山々の売りは、天気がよければ、富士山や相模湾などの眺望がすばらしいこと。また温泉が点在し、そこでの風邪薬🍶や下山祝い🍺とともに美味しいエサも待っていてくれる。また現役の頃のがさつさに比べ、花々や木々にもより目が行くようになった。
 これらのお散歩は、朝起きて気が向いたら出かけるという勝手気ままなものだったりするので、すべて単独行である。
 次回は、伊豆長九郎山(995m)にアマギシャクナゲを愛でに行き、下山すれば松崎の温泉と伊豆鞍馬の蕎麦が待っている。                (わたべ)
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